POKER ROUTE用語集

大会の進み方

ポーカー大会のストラクチャーとブラインドの見方

ストラクチャー表は、ゲームがどの順番で、どれくらいの速さで進むかを示す表です。読み方が分かると、現在の進行、参加受付の締切、会場にいる時間の目安を自分で確認できます。

開始時刻だけを見て参加を決めると、終了が翌日になるフライトや、受付締切までの時間が短いフライトを見落とします。この記事では1枚のサンプル表を使い、列を横に読む方法から時間の計算まで順に確認します。

更新日: 2026-09-29

ストラクチャー(進行表)は何が書かれた表か

大会の受付でもらう紙や、公式サイト、Players Guide に載っている進行表を、ストラクチャーまたはブラインドストラクチャーと呼びます。戦い方を示す表ではなく、レベルごとの時間と強制的に出す点数を並べた表です。

この表から確認できるのは、主に次の3点です。

  • 今がどのレベルで、次に何が起きるか
  • その日の進行が何時ごろまで続くか
  • 新規参加を受け付ける締切はいつか

逆に、参加費、リエントリーの回数、賞金の範囲、会場での受付手順はこの表だけでは分かりません。進行の表と参加条件の案内を、別の資料として読み分ける必要があります。

実際の進行表はこういう形をしている

次の表は読み方を説明するためのサンプルです。特定の大会を写したものではなく、実際の数値は大会やイベントごとに違います。

説明用のストラクチャー表
LevelBlinds(SB / BB)AnteTime備考
1100 / 20020020分
2200 / 30030020分
3200 / 40040020分
4300 / 50050020分Break 20分
5300 / 60060020分
6400 / 80080020分
7500 / 1,0001,00020分
8600 / 1,2001,20020分Break 20分
9800 / 1,6001,60020分
101,000 / 2,0002,00020分Reg. Close
111,200 / 2,5002,50020分
121,500 / 3,0003,00020分Chip up

列名は Lv.、BLIND、TIMEなどと書かれる場合があります。基本は上から順に進み、Time 欄の時間が過ぎると次の行へ移ります。

まず現在の Level の行を見つけ、横へたどって SB、BB、Ante、残り時間を確認します。次に下の行を見れば、次のレベルで必要になる点数と、休憩や受付締切が近いかを先に読めます。

Level(レベル)は進行の段階

レベルは進行の段階を表す番号です。会場では「現在は Lv.7」のように案内されます。レベルが上がると表の Blinds の点数も上がるため、自分の持ち点が同じでも支払いの比率は重くなります。

レベル番号そのものに金額の意味はありません。必ず同じ行の Blinds と Time を一緒に見ます。別のイベントの Lv.7 が同じ点数、同じ時間とは限りません。

Blinds(SB / BB)は強制的に出す点数

SB はスモールブラインド、BB はビッグブラインドです。該当する席の参加者がカードを見る前に出し、席はハンドごとに移るため順番に負担します。

サンプル表では Lv.1 の BB は200、Lv.10では2,000です。同じ持ち点でも、時間が進むほど1回の支払いが重くなることが表から分かります。

Ante(アンティ)はブラインドとは別の点数

アンティはブラインドとは別に出す点数です。BB の席の参加者が全員分をまとめて出す BB アンティ方式では、表の Ante と BB が同じ数字になることがあります。序盤にはアンティがなく、途中のレベルから始まる構成もあります。

Ante 欄が空欄なら、そのレベルではアンティが無い可能性があります。ただし表の凡例に別の方式が書かれていることもあるため、列名と注記を先に確認します。

Time は1レベルが続く時間

レベルは勝敗ではなく時間で切り替わります。20分と書かれていれば、ハンド数にかかわらず20分後に次のレベルへ進みます。同じ大会でもフライトごとに時間が違うことがあります。

Break は休憩

Break は休憩が入る位置と長さを示します。先に探しておくと、食事やトイレの予定を立てられます。大会によっては休憩中にチップの整理や座席変更の案内が入るため、再開時刻も確認します。

ブラインドは時間で上がる

時間が進むと、参加した時点のレベルに合わせてブラインドが上がります。遅れて参加するほど、高いブラインドから始まることになります。会場の残り時間表示と手元の表を見比べれば、次のレベルの点数を先に確認できます。

  • 現在のレベルと残り時間を会場表示で確認する
  • 表の次の行で、次に上がる SB、BB、Ante を確認する
  • Break や Reg. Close の行が近ければ、その時刻も確認する

Turbo・Hyper はレベル時間が短い進行

Turbo や Hyper は進行が速いイベントを示す名称です。共通の分数はなく、速さの中身は各イベントの表で決まります。名称だけで判断せず、Time 列を通常フライトと見比べます。

レベル時間が短いだけでなく、途中のレベルから始まるフライトもあります。同じシリーズの通常 Day 1 と比べるときは、Time と開始レベルの両方を見ないと進行速度を取り違えます。

Turbo のフライトには、ストラクチャー表の途中から始まるものがあります。JOPT 2026 Sapporo #02 の Poker Players Championship では、Day 1D Turbo が level 6 から始まり、1レベル20分で進むと公式に記載されていました。

途中から始まる場合は序盤の低いブラインドを使いません。フライトを比べるときは、開始レベルとレベル時間をセットで確認します。

Break とチップアップ

休憩の前後に、使わなくなった小さい額面のチップを回収し、大きな額面へ置き換える場合があります。チップアップまたはカラーアップと呼ばれます。表の Chip upや会場の案内で実施時点を確認します。

表から終了時刻を見積もる

進行に必要な時間の基本は、1レベルの分数 × レベル数 + 休憩の合計です。サンプル表の Lv.1〜12 は、20分 × 12レベルと20分の休憩2回なので、合計280分、4時間40分です。

12:00開始なら、表どおり進んだ場合は16:40ごろに Lv.12 が終わる計算です。実際には進行上の待ち時間や休憩の延長があるため、見積もりとして使います。公式に End of Dayがあれば、そちらを先に確認します。

この計算で分かるのは、表に並んだレベルを消化する時刻です。自分がそこまで残るか、途中でその日の進行が終わるかは別の話です。帰宅や宿泊の予定を立てる場合は、最も遅い End of Day を基準に余裕を持たせます。

遅れて参加できる時間(レイトレジ)

開始後も新規参加を受け付ける時間をレイトレジストレーション、略してレイトレジと呼びます。表の Reg. Close、受付締切、レイトレジストなどの欄が終点です。

締切が設定されているイベントなら、開始時刻を過ぎても締切まで参加できます。ただし、受付方法や参加条件は別に決まっているため、締切時刻だけで参加できると判断しません。

仕事や移動の都合で開始に間に合わないときは、Reg. Close だけでなく、会場までの所要時間、受付に必要なアプリや本人確認、参加費以外の支払いも先に確認します。締切直前の到着を前提にすると、受付手続きの途中で締め切られる可能性があります。

遅れて入るとブラインドが高くなる

遅れて参加すると、着席時点のレベルに合わせたブラインドから始まります。サンプル表では Lv.1 の BB は200、Lv.9は1,600で8倍です。開始時に配られる持ち点が遅い参加でどう扱われるかは、大会の Players Guide や受付で確認します。

持ち点が同じでも、BBに対して何回分を持っているかは少なくなります。だからといって遅い参加が有利か不利かをこの記事では決めません。まずは表から、参加時点のブラインドと締切を正確に読むことが目的です。

締切は時刻とレベルの2通りで書かれる

JOPT 2026 Sapporo #02 の Main Event Day 1A は、9月20日18:00開始、Reg. Close は翌9月21日01:10で、同時に Reg. Close Lv.10と記載されていました。時刻は予定進行から計算された目安になり得るため、当日の会場表示と公式案内も確認します。

レベル表記が基準として示されている場合、予定より進行が前後すると時計の時刻もずれます。表示時刻ちょうどの到着を狙わず、受付に必要な時間を含めて早めに会場へ着く計画にします。

締切の長さはイベントごとに違う

同じ大会の中でも、開始から締切までの長さはイベントごとに違います。GO by NIPPON SERIES 長崎 2026 の Main Event Day 1C Last Chance は17:00開始、受付締切19:30で、開始から2時間30分でした。別の大会やフライトの長さから推測しないことが重要です。

公式表には時刻だけ、レベルだけ、両方という複数の書き方があります。どの形でも、参加するイベントの行を起点に確認し、同じ大会の別イベントの締切を流用しません。

受付締切の探し方

  • 公式スケジュールで参加するイベントの行を開く
  • Reg. Close、受付締切、レイトレジストの欄を探す
  • 時刻とレベルの両方があれば、当日の進行表示も確認する
  • スケジュールに無ければ Players Guide やイベント詳細を見る
  • 公式情報で確認できなければ、会場の受付へ確認する

締切が書かれていない場合に、他のイベントの平均で補うことはできません。参加する開催回の情報だけを使います。

進行表に書いていないこと

進行表だけでは、次の条件は決まりません。

  • 参加費と、施設利用料やドリンク代などの別料金
  • リエントリーの可否、回数、追加費用
  • 何位までが入賞か
  • 当日の受付場所と本人確認の方法
  • 会場での飲食、喫煙、撮影などの規則

初参加の準備は進行表だけで完結しません。はじめての参加手順を見るで、確認する順番をまとめています。

進行表とブラインドのよくある質問

ブラインドは何分ごとに上がる?

大会とイベントによって違います。この記事で示した公式例だけでも20分、30分、40分があるため、参加するイベントの Time 欄を確認します。

途中から参加できる?

Reg. Close が設定され、ほかの参加条件も満たしていれば、その締切までは参加できます。締切の書き方と受付方法は大会ごとに確認します。

Break のあいだは席を離れられる?

休憩時間なので席を離れられます。再開に遅れないよう時間を確認し、チップの扱いなどは会場のルールとスタッフの案内に従います。

終了時刻は正確に分かる?

表から計算できるのは目安です。公式の End of Day や終了予定時刻があればそちらを使い、当日の進行によるずれも見込みます。

Turbo はどう選ぶ?

Turbo はレベル時間が短い分、全体の進行も速くなります。名称だけで向き不向きを決めず、Time 欄、開始レベル、終了予定を見て、自分が使える時間と照らし合わせます。

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